2019年11月29日(金)、日本芸術院(黒井千次院長)は、新会員に本会会長黒田賢一先生ら7名を発表しました。12月15日付で萩生田光一文部科学大臣から発令されます。
初代会長安東聖空先生が1972年に就任されてから約半世紀が経ち、本会二人目の日本芸術院会員ご就任は最大の慶事です。
日本芸術院は、芸術上の功績顕著な芸術家を優遇するための栄誉機関です。
また、芸術の発達に寄与する活動を行うとともに、芸術に関する重要事項を審議し、これを文部科学大臣又は文化庁長官に意見を述べることができるとされています。
明治40年6月に文部省美術展覧会(文展)を開催するために設けられた美術審査委員会を母体とし、大正8年9月に「帝国美術院」として創設されました。
その後、昭和12年6月に美術のほかに文芸、音楽、演劇、舞踊の分野を加え「帝国芸術院」に改組されるなどの拡充を経て、昭和22年12月に「日本芸術院」と名称を変更し、今日に至っています。
書(第一部美術 第五分科)の物故会員、現会員は以下の通りです。
【物故会員】尾上柴舟・比田井天来・豊道春海・鈴木翠軒・川村驥山・西川寧・松本芳翠・安東聖空・日比野五鳳・青山杉雨・村上三島・杉岡華邨・小林斗盦・古谷蒼韻
【現会員】日比野光鳳・井茂圭洞
(敬称略・発令順)